麻生区・新百合ヶ丘エリアの地域情報紙 マイタウン > 連載・コラム SERIES > 麻生の人 > 【麻生の人 vol.46】他者を演じることで 解放感や楽しさを感じてもらいたい 〜 久保田 佑さん

連載・コラム SERIES

【麻生の人 vol.46】他者を演じることで 解放感や楽しさを感じてもらいたい 〜 久保田 佑さん


久保田 佑さん
演劇講師
久保田 佑さん (麻生区在住)
 
 春休み期間に子どもと大人が一緒に参加することを狙った演劇入門「役を演じて非日常体験 シリーズ9」の本番発表会が、シリーズで初めての大舞台、新百合ヶ丘エルミロード1階吹き抜け広場で3月30日に開催された。そのナビゲーターを務めた久保田佑さんは、週5日は高校で演劇教育に奔走。夜間や土日、春・夏休みなど時間を捻出して地元でワークショップ活動を展開してきた

* * *

 小学校時代1年間の山村留学や、パントマイムを父と一緒に習うことなどがきっかけで、演劇に大切な「他者への理解」に通じていった佑さん。神奈川総合高等学校入学後、演劇部に入部したところから本格的に演劇の世界に。大学在学中に高校時代の恩師から「高校で演劇指導をしてみないか」と声をかけられ、卒業後母校に。翌年には日本橋女学館高等学校に勤務し、演劇関連科目を担当。「成し得なかったことを乗り越えたことで得る達成感は、その後の人生に大きく関わっていく。腰を据え自分で根を張って生きていくことにつなげたい」と、生徒への指導は厳しい。
 2010年からは新百合ヶ丘周辺でワークショップ活動を開始。1児の母でもある佑さんは、親子を対象に「普段と違う関係の空間を」と、「こどもと@カフェ・アルテ」(川崎市アートセンター主催)の講師を務めた。また同年から「演劇を通じて自らを『解放』すること」をキーワードに、演劇入門講座「役を演じて非日常体験シリーズ」(一般財団法人 川崎新都心街づくり財団主催)を展開。「大人は日常生活で自分の感情を抑える傾向があるが、役を演じることで感情を表現する楽しさを味わってほしい。『演劇』というツールを使って、人と交流したり表現したりする面白さを実感できる場を作りたい。参加者の輝く笑顔を見た時、これこそ私のライフワークだと感じる」。何より好きなのは人間なのだと、その笑顔は語っていた。

 
指導をする佑さん
神奈川総合高校で指導をする佑さん。厳しい指導の後でも生徒たちが入れ替わり立ち替わり悩み事を話しに来るのはこの笑顔のせい?
 
講座終了後の記念撮影
「演劇なんて縁が無かった」という人たちをも夢中にさせた「非日常体験シリーズ」。講座終了後、満面の笑みでの記念撮影。
 

【問合せ】
メール/you.and.yu39@gmail.com(YOU&YU theatre)

カテゴリー
CATEGORIES

連載・コラム SERIES