髙橋 勝大 さん

(有)タカハシレーシング 代表取締役
髙橋 勝大さん(麻生区在住)

 
 
日本のスタント界の先駆者髙橋勝大さん率いるスタントチーム「タカハシレーシング」。多くの映画やテレビ、各種イベントなどで迫力あるスタントを披露する同チームは現在、大規模災害時の支援活動を行うチームとしても地域から期待されています。
 
芸能一家に育ち幼少期から歌舞伎の子役を演じ、また殺陣師の兄を手伝い、気づいたらスタントマンの道を歩いていたと言う髙橋さん。1965年、タカハシレーシング結成。生来の正義感と経験により培われた男気溢れる髙橋さんは、「ボス」と周りに呼ばれるようになります。
 
「スタントマンの本質は破天荒などではなく、神経質。周りの状況を把握して、いかに痛くなく熱くなく危なくなく、人から素晴らしく見えるかを常に考えています」。緊張感プラスアルファの恐怖心を持っていないと仕事は達成できないそうです。恐怖心を克服するトレーニングは積んでいますが、危険だということをちゃんと分かっているのが大事。場合によっては火傷や骨折も覚悟…命がけの精神的高揚の後に達成感があるそうです。心がけているのは根性、技術、そして思いやり。
 
「命にかかわる危険な仕事だからこそ、さりげなく相手を思いやる阿吽の呼吸で良い仕事ができます。日々の感謝と周りへの思いやり、世界で起こっているあらゆる問題に通じる一番大切なことなのではないでしょうか」。
 
2014年消防署から「大規模災害時の情報収集活動」の依頼を受けました。有事には情報を消防本部に報告、同社が持つ車両・人材・技術を生かし、いち早く災害現場に向かい支援活動を行います。全国安全運転協会や各地の警察などが主催する安全教室でのデモンストレーション、川崎市内各所の消防出初め式などにも協力してきたタカハシレーシングは今、地域の心強い力として信頼と期待を受けています。
 
スタントを始めて50年。2016年には映画監督としてメガホンを取る計画も進んでいます。
「笑顔一番、少しの感謝、小さな思いやり、少しの我慢」。壁には髙橋さん自筆の座右の銘が微笑んでいました。
 
 
髙橋さんの自伝
2014年12月に出版された髙橋さんの自伝『ボス。と呼ばれて~日本スタント界の先駆者が語る数々のスタントの歴史』(電子書籍kindle版)
 
カースタントの様子
「何でもできてこそ撮影現場で心の余裕を持つことが出来ます」。地上での2輪4輪カースタントはもちろん、陸海空すべての分野で活躍するオールラウンドプレイヤー。
 

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