平出 圭(黛 圭)さん

朗読の会りんどう 会長
日本民族舞踊舞遊の会 指導者
平出 圭(黛 圭)さん

 
 
2016年5月28日(土)の「あさおサークル祭」で、「日本民族舞踊舞遊(まゆ)の会」の公演が行われます。日本各地に伝わる民族舞踊の土臭さや人々の祈りを生き生きと舞台で表現する同会の踊り。「その時そこにいた人間だけが味わえる至福の時間、それが舞台です」と指導者の圭さんは語ります。
 
子どもの頃から表現することが好きだった圭さんの活動は多岐にわたります。演劇を専攻した大学時代に日本民族舞踊家の黛節子氏と出会い、舞踊団から声が掛かりますが、卒業後は舞台女優となり日本各地でさまざまな公演に出演。数年後、思わぬきっかけから舞踊団に通うようになりましたが、一方ではその後体調を崩したのを機に演劇の道から退いたそうです。しかし表現活動への情熱は消えることなく、2008年「朗読の会りんどう」を旗揚げ。音楽や踊りなど演劇的効果を加え、物語などを朗読劇のような形で表現。朗読を通し平和や人権の尊さ、福祉の大切さを喚起しています。またテーマを問わず、より演劇色の強い作品を上演する「演劇人さぁくるK」の主宰も務め、この3月に多摩市民館で開催された「たま学びのフェア」では「朗読の会りんどう」と共に参加しました。
 
今回、あさおサークル祭で市民館の舞台に立つ「舞遊の会」は、赤坂に拠点を持つ「(財)黛民族舞踊文化財団黛民族舞踊団」の百合丘支部といった位置付けで、その活動が認められ「黛圭」の名を襲名した圭さんが、故・黛節子氏から伝えられた舞踊の真髄を継承したいと2014年に設立。鎮魂・豊作願いなど土着原初的な、人間の感情の発露としての踊りを取材・研究して舞台芸術に昇華し、日本各地やアジア・ヨーロッパで公演を行ってきた師の遺志を継いで、その普及に力を注いでいます。
 
さらにNPO法人で20年以上前から障害者サポートを行ってきた圭さんは、知的障害の青少年と芝居作りをした時の感動を麻生区内の小学生とも共有したいと、現在計画を推進中。「子どもの頃の豊かな感情表現はとても大切。演劇という疑似体験の中で、自分以外の人の気持ちに向き合い、相手の喜びや悲しみを想像しようとする心が育まれていきます。表現することの大切さと素晴らしさを伝えていくことは、表現の世界に生きてきた人間の使命かもしれません」。
 
 
サマースクールの様子
子育てサークルや福島の子どもたちの川崎サマーキャンプでの朗読会も行う「朗読の会りんどう」。写真は親と教職員の会主催のサマースクールで、小学生に朗読劇の体験指導をする圭さん。
 
「巫女舞」を踊る黛民族舞踊団
「巫女舞」を踊る黛民族舞踊団(中央が圭さん)。「『舞踊は祈り、舞踊は花』というのが師の教え。生きた花になり地面に根を生やすエネルギーを伝えられたら」。
 
 
【お問合せ】
TEL:090-1256-6423(小山)

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