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【風のタイムトリップ vol.5】麻生の丘上から 歴史的スポットと景色を楽しむ


 
今月のタイムトリップは、麻生区北部の丘陵地の見晴らしの良いスポットを巡る。新百合ヶ丘から千代ヶ丘行きバスバスに乗り、「金程4」で下車。北西側の住宅街にあるちよがおか幼稚園の隣に「金程万葉植物園」がある。植物園には万葉植物約80種の他、多摩丘陵の樹木や山野草が遊歩道に沿って植えられており、それぞれに因んだ万葉歌が紹介されている。遊歩道を登り切った休憩スペースからは、眼下に麻生の街並みが楽しめる。

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植物園からバス通りに戻り、千代ヶ丘トンネルの上を渡る道を進むと、ゆるやかな坂の頂上に「勝坂」の案内板がある。勝坂の由来は、1530(享禄3)年、府中から多摩川を渡ってきた上杉朝興の軍勢を北条氏康(北条早雲の孫)が急襲。乳母子志水小太郎や麻生区万福寺の中島隼人佐を引きつれ初陣に勝利した16才の氏康が「勝った、勝った」と叫びながら坂を駆け上がったことによると伝えられている。ここからの麻生区南部の眺めも胸がすくようで、民俗学者の柳田国男はここに立ち、「江の島が見える」と評したそうだ。

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 案内板の先の分岐を左に進むと、ゴルフ場の敷地をまわりこみながら千代ヶ丘の交差点に出る。
 バス通りを渡り「香林寺」の案内板に従い緑の生い茂る小道を歩いて行くと、坂の上に突然、五重塔が現れて感激する。香林寺は十一面観音をご本尊とする臨済宗建長寺派の寺で、1987(昭和62)年に建立された五重塔は日本唯一の禅宗様式のもの。境内からの眺望は言うに及ばずだ。山門前の道をさらに東へ進むと「逆大門」で知られる細山神明社。
 西生田小横の道を入り、西生田中に沿って坂道を登っていくと、その昔「お伊勢の森」と呼ばれた「高石神明社」に至る。標高130mの丘上から、晴れた日には房総半島が霞んでみえるという。
 
金程万葉植物園
金程万葉植物園
 
勝坂
勝坂
 
勝坂案内板
勝坂 案内板
 
勝坂からの眺め
勝坂からの眺め
 
香林寺塔
香林寺塔
 
細山神明社
細山神明社
 
高石神社
高石神社

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