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【住まいのいいね!】湿度


 
湿度グラフ
 暖冬とはいえ寒さがこたえる日々、暖房器具が手離せません。室温の上昇と共に相対湿度は低下していきますが、室内の湿気はどの位が快適なのでしょうか。簡易的な温湿度計では相対湿度40~60%に印がついていました。
 この時期、受験生のいる家庭では風邪が一番心配だと思います。温度や湿度とインフルエンザ感染の関係を示したG.J.ハーパーの報告によると、温度21~25度で湿度を20%に保った時の6時間後のウイルス生存率は60%ですが、同温度で湿度50%だと生存率は3~5%に低下します。一方、この時期の朝の室温が7〜8度となる断熱・気密性能が低い家では、この温度で湿度22~25%だと生存率63%、湿度50%以上でも生存率35~42%です。室温と湿度が高いとウイルスが生存しにくい環境となるので、室温を上げると共に湿度も上げることが大事です。我が家では、観葉植物に毎週末6リットルの水を与え、更に加湿器をフル回転させています。一般的な4人家族が生活する家で、1日に発生する平均水蒸気量は約10リットルと言われています。これに観葉植物、加湿器分を加えて約18リットルでしょうか。我が家の簡易実測では、まだ湿度は35~45%です。パッシブな家なら、湿度上昇による結露発生の心配も不要です。
 
 
鈴木 亨( 株式会社鈴木工務店 代表 一級建築士)
文 ・ 鈴木 亨(すずき とおる)
株式会社鈴木工務店 代表
一級建築士
 
 
株式会社 鈴木工務店
住所/町田市能ヶ谷3-6-22
TEL/042-735-5771
URL/http://suzuki-koumuten.co.jp/

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