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【麻生の人 vol.52】日本に伝わる童謡唱歌伝承行事を次世代に残したい 〜菅原 敬子 さん


菅原敬子さん
麻生童謡をうたう会 代表
菅原 敬子さん (麻生区在住)
 
 「日本に伝承される童謡唱歌を絶やさないよう歌い継いでいこう」と1992年に発足した「麻生童謡をうたう会」。現在メンバーは50人。10月25日㈰に麻生市民館大ホールで開催される麻生区合唱連盟による「あさお合唱フェスタ」では、「あかとんぼ」や「木曽節」を披露する予定。各方面で活動を重ねてきた同会の人気は高く、「聴く人も歌う人も心が癒される、それが日本の童謡や唱歌」と代表の菅原敬子さんは語る。

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 山形県出身の菅原さんは読書好きで、学校や市の図書館に連日通う利発な少女だった。8歳から始めた琴を、現在は麻生区や近隣の幼稚園・小学校へ指導に通う。「子どもたちは興味津々、夢中で覚え、その姿には教える側も感動する。日本古来の伝統的な楽器で曲が弾けるようになることで、その体験が喜びや自信にずっと繋がっていくようだ」。
 「コツコツやっていくことで物事は認められる」というのが菅原さんのポリシー。麻生童謡をうたう会は発足当初、小学校の体育館を借り、暑い夏寒い冬を体感しながら練習を重ねた。その後、菅原さんの尽力で学校開放を実現し、小学校の音楽室での練習ができるように。現在まで24年にわたり多くのコンサートや音楽祭に出演する傍ら、オーストリア・イタリア・スペイン・ハンガリー・トルコ・ロシアなどの国々を訪れ、交流公演を開催。「日本の歌や文化から日本への理解や関心を持ってもらえたら」。また川崎市の友好都市、オーストリア・ザルツブルグ市や韓国・富川市から合唱団が来日した際には親善コンサートに出演するなど、市と連携する多くの活動も行ってきた。今年11月には市の表敬訪問としてオーストラリア・ウーロンゴン市で公演を行う。
 百合丘小学校で18年間教員を務め、その後市議会議員20年、川崎市初の女性副議長として第34代副議長も務めた。現在は麻生区文化協会の会長でもある。子どもが好きで人が好き。地域の困っている人を見ると黙っていられない。多くの人に頼られ慕われ、自分の時間は後回しになるほどに奔走の日々が続く。
 
活動中のスナップ写真
地域の高齢者施設や障がい者施設、病院などを訪問し、歌うことを通して福祉活動にも力を注いでいる。
 
アルテリッカ出演時のようす
来年4月の川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)では、新百合ヶ丘発のユニット「クアットロアリア」のメンバーと共演予定(写真は今年のアルテリッカ出演の様子)。 
 

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