イメージ図
商業施設エリア(イメージ)では、ゆとりある広場空間を設けるなど、買い物や飲食などをゆっくりとくつろぎながら楽しめる
 
「人と自然が回復しあう丘」が開発コンセプト
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)は、2002年3月に閉園した向ヶ丘遊園の跡地利用に関する開発計画の概要を決定しました。計画のコンセプトは「人と自然が回復しあう丘」。遊園地の閉園により、まちから失われたこの丘の「自然」を、地域や訪れる人々の手により守り育て、時間をかけて豊かな生田緑地の一部にふさわしい姿へと成長(回復)させていく構想です。そして、自然に触れて非日常的な体験を楽しむ中で、人も心と体をリフレッシュ(回復)することができる「特別な場所」となり、新たな交流やつながりを生む「憩い」や「賑わい」の拠点として、地域や沿線の価値向上を目指すそうです。
開発区域となる跡地全体は「商業施設エリア」「温浴施設エリア」「自然体験エリア」の3つのエリアに分け、身近でレジャーを楽しむことができ、ちょっとした非日常を感じられる特別な空間に。
また、地域への新たな付加価値の提供を図り、「自然、文化・芸術、教育」といった既に地域に存在する豊かな資産をつなぐ、ハブ機能としての役割。
今後同社では、2023年度の竣工を目指して計画の具体化を進めるとともに、近日中に川崎市の条例に基づく環境影響評価手続きに着手する予定。
今もなお多くの人の心に残る、かつて「花と緑の遊園地」として親しまれた自然豊かな思い出の丘が、新たなまちの中核として再生される日がやってきます。
 
温浴施設エリア(イメージ)では、緑に囲まれた環境の中で、伝統的な温泉旅館を連想させる日本家屋様式の特徴ある温浴施設を展開。この他、自然体験エリアは、アウトドア系施設やグリーンショップなどの新たな機能の導入により、計画地の豊かな自然を体験する中核となる予定。
 
 
[INFORMATION]
向ヶ丘遊園跡地利用計画 概要
所在地:多摩区長尾2-8-1他
開発区域面積:約162,700平方メートル
工期(予定):2018年12月 環境影響評価方法書 提出、2021年度 基盤整備工事 着手、2022年度 建物建設工事 着手、2023年度 竣工
開発コンセプト:「人と自然が回復しあう丘」